こんにちは!
今回はアメリカの健康保険事情について綴っていきたいと思います!
日本では国民健康保険制度があり、保険証を持っていいれば実費の7割を国が負担してくれますよね。
何と素晴らしいこの制度を日本では当たり前のように使っている人が多いと思いますが、アメリカでは当たり前ではありません。
アメリカで学生になるにあたって自分で健康保険に加入しなければなりません。
金額とプラン
金額やプランは健康保険会社によって様々です。
保険会社は数えきれないほどあります。
学校によっては学校が指定した健康保険に加入しなければならなかったり、一定の条件を満たしていればどの保険でもOKという学校もあります。
ですが、入学条件に健康保険の加入は絶対ですので、国際課に確認を取ってみましょう。
交換留学の場合は日本の健康保険会社の海外留学プランに加入してくる人が多いです。
日本語で対応してくれる病院や提携病院などを紹介してくれます。
提携している病院であれば保険会社から直接病院にお金を払ってくれるので、その場で払う必要はありません。
プラン内容を出国前に見直しておきましょう。
デンタルプラン
注意しておかなければならないのが虫歯の保証です。
アメリカの健康保険であっても、日本のものであっても虫歯などの歯の治療に対しては保険対象外になる可能性が多いです。
例外として事故にあって前歯が折れてしまったなどのように、何かしらの事故で歯の治療が必要になった場合は保険が適用されるケースがあります。
私も留学中に虫歯に悩まされていたのですが、保険がきかず治療に$3000程かかってしまいました。
ならば虫歯になってからデンタルプランに加入すればいいのでは?と考えるに人もいるかと思いますが、ほとんどのデンタルプランには支払いが始まる期間が設けられています。
プランによって異なりますが最低でも6か月は保険料を支払い続けなければ、虫歯等の治療に保険が適用されないことが多いです。
その為、虫歯は留学前にきちんと治療しておくか、長期滞在するのであれば早めにデンタルプランに加入することをお勧めします。
プランにはホワイトニングが回数限定で含まれている場合が多いので、加入したら保険を使って歯をお掃除しに行くのもいいかもしれませんね。
デンタルプランも数えきれない程ありますので、よく調べてから加入することをお勧めします。
部活動用の保険
部活動に入っている人は健康保険とは別に部活動内で起きた怪我等を保証する保険に加入しなければなりません。
部員は入部と同時に加入しなければなりませんが、無料で加入できます。
というのも、部活に入っている、入っていないに関わらず生徒全員がAthletic Fee等という名目で学費と一緒に払ってくれています。
部活に入っていない人は不平等に感じるかもしれませんが、そのおかげで部員は無料で保険に加入することが出来ます。
ですが、部活動以外で起きた事故による怪我などは適用外になる可能性が高いのでアスレチックトレーナーに確認を取りましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回はアメリカの健康保険事情に続いいていきましたが、そもそもなぜアメリカに国民健康保険制度がないのでしょうか?実は昔は存在したんです。
存在したんですが税金を払っていない不法滞在人が国民健康保険制度を利用するようになったんです。
自由の国アメリカに少しでも豊かな生活を求めて、貧困に苦しむ自国から多くの人々が命懸けで国境を越えてくるので、不法滞在人の増加はアメリカの国政課題の1つでもあります。
心苦しい事情ではありますが、税金を払っている人にとって不法に入国してくる人々が国民健康保険制度を利用するのはフェアではありません。
その為、アメリカはこの制度を廃止した歴史があるのです。
もちろん、低所得者には国が健康保険代を補助をしてくれますが、アメリカ人である必要があります。
そんな中、国民健康保険制度を復活させようという動きがここ最近活発になってきています。
特にカリフォルニアはメキシコや中国からの移民が多い為、多くの人が国民健康保険制度に賛成の意を示しています。
自分の身は自分で守る為に保険にどのくらいお金をかけるべきか、留学をする前にもう一度考えてみる事をお勧めします。